【ハ行】
秘密保持命令
権利侵害訴訟の円滑化のため、平成19年の法改正で導入されたもので、裁判所が、当事者の営業秘密について当該訴訟の追行以外の目的で使用・開示してはならないことを命ずること(種苗法第40条)
品種
重要な形質に係る特性の全部又は一部によって他の植物体の集合と区別することができ、かつ、その特性の全部を保持しつつ繁殖させることができる1つの植物の集合(種苗法第2条)
品種登録
審査の結果、登録要件を満たす品種について、品種の名称・特性、登録者名(育成者権者)等を品種登録簿に記載することによって行われる登録であり、品種登録により育成者権が発生する(種苗法第19条)
品種登録出願
品種登録の出願をすること(種苗法第5条)、品種登録出願ができるのは当該品種の育成者又はその承継人に限られる。育成者等が複数の場合には、全員の共同で出願する必要がある
品種登録制度
植物の新品種の育成者に対し、知的財産権の一つである「育成者権」を付与し、その権利を保護することにより、植物の新品種の育成の振興を図り、もって農林水産業の発展に寄与することを目的とする制度
品種登録の拒絶
品種登録の要件を満たさないことや、種苗法に基づく農林水産大臣の命令に従わないこと等の理由により、品種登録されないこと(種苗法第17条)
品種登録の取消し
品種登録の期間満了以前であっても、登録要件を満たしていないことが判明した場合、品種特性が保持されていない場合、登録料を納付しない場合等には、品種登録が取り消される(種苗法第49条)
品種登録の要件
品種登録を受けるために出願品種が満たすことを要する区別性、均一性、安定性、未譲渡性及び名称の適切性の各条件
品種登録表示
表示の適正化のため、平成19年の法改正で導入されたもので、登録品種の種苗を業として譲渡する場合には、卸、小売業者等も含めてすべての者に「登録品種」又は「品種登録第○○号」といった品種登録表示を付すことが努力義務化された(種苗法第55条)
品種の育成
人為的変異(人為交雑、放射線照射、薬品処理等により人為的に生じさせた変異)又は自然的変異(自然交雑、枝変わり等により自然に生じた変異)に係る特性(重要な形質に係る特性)を固定し、又は検定すること(種苗法第3条)
品種保護Gメン
独立行政法人種苗管理センターのつくば本所や、各地の農場に配置されており、公正・中立な立場からの権利侵害に関する相談・支援活動や、比較栽培試験やDNA分析による権利侵害の鑑定等を実施している
方式審査
品種登録出願の際の提出書類の記載ミス、記載漏れ、添付資料の不足、出願料の実納付等の手続上の不備の有無を審査すること。不備があれば農林水産大臣から補正が命ぜられ、これに従わない場合は、出願は却下される(種苗法第12条)
保護対象植物
我が国ではすべての植物を保護対象としており、具体的には栽培される種子植物、しだ類(ワラビ等)、せんたい類(こけ植物)、多細胞の藻類(のり、わかめ、こんぶ等)及び政令で定める植物(現32種類のきのこ。ただし、子実体の生産のために栽培されるものに限る。)(種苗法第2条第1項)
補正
出願手続上の不備があった場合に、これを訂正すること。方式審査の結果、農林水産大臣の命令に従って行う補正と、自主的に行う補正がある(種苗法第12条)
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