Q.1 セダムとはどのような植物ですか?
A.1 セダム(Sedum)とは、ベンケイソウ科のマンネングサ属(学名:sedum属)に分類される多年草の多肉植物です。全世界に400種以上が存在するといわれます。別名「万年草」とか「弁慶草」とも呼ばれています。乾燥に大変強いことが特徴で、海岸や崖などのちょっとした吹きだまりなどほとんど土のない場所でも生育しているものをみかけます。耐乾性に富み、屋上や屋根、人工地盤上など土壌厚や水分の確保が困難な条件下においても生育が可能な植物です。セダム緑化では100%被覆することはありません。最繁期でも80%、冬季には30%〜40%程度の被覆率となります。繁茂しすぎると蒸れにより病気にかかりやすくなります。
Q.2 セダム緑化で夏の暑さをやわらげることはできますか?
A.2 コンクリート剥き出しでは夏場の温度は70度を超えますがセダム緑化を行う事で30度前後に下がることから効果があります。但し、セダム緑化で緑量を保たれている場合に限られます。
Q.3 セダムはメンテナンスフリーですか?
A.3 過酷な条件下での生育が可能なことから他の植物に比べメンテナンスは非常に少なくてすみます。セダムといえども、全くのメンテナンスフリーではありません。
Q.4 セダムにも水やりは必要ですか?
A.4 多肉植物ですので日本の気候では灌水の必要はありません。しかし、天然雨水が当らない場所では灌水が必要になります。
Q.5 セダムの上を歩くことは出来ますか?
A.5 セダムは踏圧に弱く、芝のように人が立ち入るような場所には利用できません。メンテナンス時に入る程度であれば問題はありません。
Q.6 セダム緑化で注意することはありますか?
A.6 セダム類は、肥料など栄養を多く与えすぎると花芽を形成し、そのシュート(茎)は枯れてしまいます。また、異常繁茂になると蒸れの原因になります。
Q.7 セダムを利用するメリットは何ですか?
A.7 芝生は水を大量に使用し、芝刈りなどのメンテナンスが大変になります。その点セダムは、非常に乾燥に強く、軽微なメンテナンスですみます。人が上がれない場所やメンテナンスが出来ない場所に向いています。
Q.8 セダム緑化のデメリットは何ですか?
A.8 セダムは過酷な条件下で生育が可能なことから強いと勘違いがありますが、繁茂が早い事から全滅の危険性が強いことや、管理に対する文献が少ないことがあげられます。また、外来種のセダムを利用する場合には、環境問題にも配慮する必要があります。
Q.9 セダムの弱点、短所は何ですか?
A.9 これまで、よく屋上緑化など利用されてきたセダムは、開花したシュートが全て枯れてしまいます。肥料の量など管理を間違えると異常繁茂、蒸れなどにより全滅する危険性があります。成長は早いですが、成長の早い種類ほどトラブルも多くなります。しかし、常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)は、花の咲いたシュートが枯れる事は無く、緑を保ち続けます。
Q.10 セダムは種類が非常に豊富ですが、おすすめのセダムがありますか?
A.10 これまでのセダムに代るハイブリッド植物常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)をおすすめします。常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)は乾燥、過湿にも強く、1年中緑を保ちます。 キリンソウは、メキシコマンネングサのように外来種(帰化種)ではなく、日本の在来種のため、自然環境に影響をあたえません。キリンソウは、古来は薬草として、非常食として利用されてきました。 常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)は、このキリンソウを品種改良し、1年中緑を保てる植物です。外来種のセダムは、日本の気候に向かない品種もあり、特に日本の湿度や雨が多い場所では枯れてしまう場合があります。 この点、常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)は在来種のため、雨が多い場所でも適応し、非常に乾燥にも強い性質を持っています。そのため、常緑キリンソウ(常緑きりんそう・常緑麒麟草)はローメンテナンス(省管理型)緑化の植物として、屋上緑化、セダム緑化、壁面緑化、法面緑化、折板屋根緑化(金属屋根緑化)、道路緑化(歩道、中央分離帯など)、雑草防止として利用できるハイブリッド植物です。
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